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ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングは、歯の治療法の一つで、セラミック含有量の高性能レジンを直接歯に盛り付けて歯と強固に接着し一体化を図ります。この治療法は、特に歯の欠けやすき間、小さな虫歯、色の気になる部分をきれいに直す際に効果的です。歯を削る量も少なく、歯の色に近い材料を使うので、見た目も自然で美しい仕上がりが期待できます。

 当院で使用する高品質レジンの特徴 
当院では、保険外治療のみでご利用いただける高性能レジンを使用しています。このレジンの特徴は以下の通りです:
1. セラミック含有量80%以上​
通常のレジンに比べて、セラミック粒子を多く含むことで、強度と耐久性が格段に向上しています。これにより、日常生活での咀嚼や力のかかる動作にも対応でき、特に奥歯の治療にも適しています。
2. 自然な透明感
セラミックが多く含まれることで、光の透過性が高まり、天然の歯に近い見た目を再現できます。歯の表面や色の濃淡に合わせた微調整が可能なので、仕上がりが非常に自然です。
3. 変色しにくい
通常のレジンに比べて、飲み物(コーヒー、紅茶、赤ワイン)や食べ物の影響による変色が少なく、長期間美しい状態を維持できます。
4. 金属を使わない
金属アレルギーの心配がなく、口の中を自然で健康的に保つことができます。また、金属のように中で虫歯になるリスクを減らすことができます。
 ダイレクトボンディングの利点 
1. 短期間で美しい仕上がり
1回の治療で終わる場合がほとんどなので、忙しい方にも適しています。
2. 歯を削る量が少ない
健康な歯をなるべく残したい方にぴったりです。特に前歯の治療では、自然な見た目が得られます。
3. 費用対効果が高い
高品質なレジンを使った場合でも、セラミッククラウンなどに比べて費用を抑えられる場合がほとんどです。
4.強力な接着
通常のボンドよりも強力に歯と接着し、一体化するため虫歯菌の侵入を防ぎやすい。
5.歯と歯の間の形が自然
特別な器具を使用して形を整えやすい。

一般的な方法

×直線的で不自然な形

×点で隣の歯と接している

×歯と歯の間のスペースが広くものが詰まりやすい

図1.png

特別な方法

曲線的で自然な形

面で隣の歯と接している

歯と歯の間の狭くなりものが詰まりにくい

 ダイレクトボンディングの注意点 
1.広範囲の欠損にはできない
お口の中で形を作っていくため、広範囲では形を適切に整えることができません。小さな修復や前歯など、特定の治療に最適ですが、大きな欠損や強い力がかかる部分には別の治療法が適する場合があります。
2. 耐久性の限界
当院の高品質レジンは非常に高強度ですが、特に硬いものを噛んだり歯ぎしりをすると欠ける可能性があります。定期的なメンテナンスを受けることで、長持ちさせることができます。
3. メンテナンスが必要
どれだけ高性能な材料を使用しても、日々の歯磨きや歯科医院でのメンテナンスが大切です。
4. 保険がきかない
ダイレクトボンディングは、保険治療が認められていない材料などを使うため、すべて実費で負担して頂く必要があります。
 ダイレクトボンディングQ&A 
Q.破損した歯にできますか?
A.治せる可能性があります。実際に可能かどうかは、実際にお口を見て確認させて頂きます。ただし、大きくかけた場合や、非常に大きく力のかかる場所では、その他の方法をお勧めさせて頂くこともあります。

Q.金属をやり直すことはできますか?

A.やり直せる可能性はあります。しかし、金属の範囲が大きかったり、実際に金属を外すと中で虫歯が進行している場合があり、その場合はできない可能性もあります。なので可能かどうかは、実際に金属を外してからの判断になります。ご希望の場合は、事前にご相談下さい。

Q.セラミックとどちらの方がよいですか?

A.ダイレクトボンディングは範囲の小さいとき、セラミックは歯の欠損部分が大きいときにお勧めしております。また、咬み合わせや虫歯の大きさなどいろいろな事を総合的にみることでお勧めの治療法を決めております。

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